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よくある質問Q&A

Q07.機能性胃腸症(FD=機能性ディスペプシア)を知っていますか。


  • 回答
    機能性胃腸症(FD;Functional dyspepsia)は胃カメラの検査をしても胃潰瘍や癌は認められないのに胃のもたれや痛みなどつらい症状が慢性的に続く病気です。生命にかかわる病気ではありませんが生活の質を低下させられる病気です。
    症状としては膨満感、満腹感、みぞおちの胃痛,熱感はみぞおちの焼ける感じがあります。調査では日本人の4人に1人はこの病気を持っているという結果もあり決して珍しい病気ではありません。この病気は今までは慢性胃炎や神経性胃炎と言われてきましたが機能性胃腸症として病気の概念が新しく決まりました。それは胃炎の有無と症状の有無が必ずしも一致しないことが判ったためです。
    食事の注意や生活のリズムを守ることはもちろんですが内服薬によりつらい症状を和らげることは可能であり継続した治療が必要になります。

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